- 5月12日に全国折込配布されたカルビー「フルグラ」の広告チラシが、メルカリで「1枚1000円前後」で転売されていることが判明。5月16日時点で大量の出品・売却済みが確認
- チラシにはCMキャラクターを務めるSnow Manのラウールがフルカラーで大きく掲載。ナフサ不足によるパッケージ白黒2色化の流れの中で「カラーのラウール写真」が貴重扱いに
- 通常なら捨てられる折込チラシが「希少性×芸能人×フリマ規制の隙間」という3要素が重なって転売品化——チラシ転売は規制対象外で今も合法グレーゾーン
- ラウール自身は過去に「転売ヤーは許せない」と明言しているだけに、本人のコラボ商品チラシが転売される皮肉がSNSで話題に
「チラシが1000円?」と思ったあなた、正直な反応です。私も最初は信じられませんでした。
でも冷静に考えると、これは偶然ではなくいくつかの条件が重なった必然なんです。整理してみましょう。
条件①:ナフサ不足→カラーチラシが”レア化”
2026年、中東情勢による石油化学原料(ナフサ)の不足が深刻化し、カルビーをはじめ多くのメーカーがパッケージを白黒2色刷りに変更。そんな中に届いたカルビー「フルグラ」の折込チラシはフルカラー印刷。「カラーの印刷物」それ自体が目立つ状況になっていました。
条件②:Snow Man・ラウールという強力なファン基盤
ラウールはフルグラのCMキャラクターとして4月から全国放映中。そのファン層——特に若い女性層——にとって、チラシはラウールの「等身大コレクターアイテム」と化します。写真集やポスターが売れるのと同じ心理です。
条件③:フリマ規制が「主戦場」から「副業品」へ転売ヤーを押し出している
ちいかわ・ハッピーセット・Switch 2と、相次ぐ転売禁止ポリシーで”規制済み商品”が減っています。転売をしたい人たちが「まだ規制されていないもの」を探し始めた流れと一致します。チラシは規制対象になっていない、つまり「出品OK」なんです。
せどらーとして、ここから学べることは何でしょうか。
まず「転売の対象品は想像を超える」という認識を持つこと。新品・中古・ゲーム・食品、という従来カテゴリの外に、今や紙1枚、チラシ1枚が市場を形成している。カテゴリの枠で仕入れを考えている間に機会を逃すリスクがあります。
次に「希少性の発生メカニズムを理解する」こと。ナフサ不足→カラー印刷物の希少化→スポット的な需要発生、というチェーンを事前に読めれば、誰よりも早く対象品を確保できます。今回であれば、「フルグラのカラーチラシが5月12日に折込」という情報だけで動けた人は1週間先行できたわけです。
ただし一点だけ注意。チラシ転売は現時点では規制外ですが、今後、プラットフォームが対象品リストに追加する可能性はゼロではありません。今の「隙間」は永遠に続かない、という前提で動くことが重要です。
📖 出典: 週刊女性PRIME(2026年5月17日付)
本日のテーマは「チラシ1枚=1000円——転売規制の隙間を突いた”意外な転売品”の台頭」。ナフサ不足×ラウール×フリマ規制回避という3要素が重なり、折込チラシという”捨てていたもの”が市場を形成した事例です。
転売規制が厳格化するほど、規制の外に市場が生まれる。これはチラシに限らず、今後も繰り返されるパターンです。
①転売品カテゴリの枠を外して考える ②希少性が発生するメカニズムを事前に読む ③現在の「規制外品」は将来規制される前提で動く——この3点が今週のせどらーへの教訓です。


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